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【感想】現代視覚文化研究 Vol.3/全力疾走のアキバ系カルチャー読本

現代視覚文化研究 3(三才ムックvol.235)
現代視覚文化研究 3(三才ムックvol.235)
めちゃめちゃ偏っていて濃いオタク系カルチャー本。アニメ・ゲーム、コミック、ノベルなど一般的に2次元系とされる作品の評論、研究レポートが書かれています。筆者に「いま一番面白いことを書いてもらった」とのことで、分野はかなりコアで偏っていて、かつ初心者向けに書くように努力がうかがえる。けど難しい評論もあって歯ごたえがあるというか、理解するのが大変なテキストもあったりカオス。興味のあるページはあったいう間に読めて、もっともっと!と思う反面、あわないのは長く感じるw 読んでいて時間があっという間に過ぎた。

面白かったのはサンデーで連載の「神のみぞ知るセカイ」の作者、若木民喜さんのインタビュー。ギャルゲ設定は後付で好きな要素は「女の子との恋愛を楽しみたい!」とのこと、「ヒロインは属性萌えよりもキャラ萌えを目指したい」「デッド オア アライブ」のビーチバレー版でやりながら気絶した時の話やら「いいアングルを探しながら3倍モードで6時間撮って、巻き戻して最初から再生するんです。」とかギャルゲーについて語る話が面白すぎ。こうやって作品ができていくんですねぇ。

オタク年表2008−2009も参考になった。時が経つのは早い。「ARIAのアリシアさんが突然の寿退社で一部ファンが絶望」とかコードギアスR2の特番で炎上さわぎ、平野綾さんのAYA STYLEが話題、ナギ様中古騒動、ハルヒちゃんの憂鬱1話がヨット映像流されるなど、遠い昔のようだ。

ストライクウィッチーズ2期決定にあわせた特集、「ぼくらの好きなGONZO」特集も面白かった。負債額約37億円のアニメ会社がこの先生きのこるには!?と銘打ってアニメ3DCGの先駆者の話や、多根清史さんが文にした原作クラッシャー・改変のGONZOの話も面白かった。ヘルシング、N・H・Kにようこそ!、ぼくらの、瀬戸の花嫁など、ズレてしまった改変や良い方向に化けたのもあるんですよねぇ。カトゆーさんの萌えアニメのGONZOの話。ロザリオとバンパイアのパンチラのはなしやズボンの奪い合いをするストライクウィッチーズの事も興味深く読ませていただきました。GONZOの軌跡年表も参考になる。アニメ業界関係者GONZOの危ない噂座談会もいろいろと情報がでてくる。でてくる。GONZO再建の逆転策で定額給付金を使おうに吹いた。みんなの応援メッセージも熱いぜ。

ちゆ12歳の「教科書には載らないエロライトノベル史」は全然知らない分野なので興味もったけど、ちょっとグロイシーンもあってひいたw 引用が多くてちゆちゃんらしい切り口は鈍かったかな。でもいろいろな歴史に精通していてSUGEEEなんですけど、よくそこまでの引き出しあるなぁ。萌えエロライトノベルは受け入れられないのか・・・

マクロスFの特集はどれも難解でむずい。漫画はMMRだったw

アニメとパチンコの関係。制作者には還元されていないようだ。単価は多少良いみただけど。首の皮一枚つながったというスタジオもあっていろいろあるんだなぁと思った。業界事情がいろいろと。

本田透氏の『ダークナイト』とポスト・オタク時代の夜明けも必見。ダークナイト観ていない自分にもわかりやすく、20年前に作られたバットマンとの比較で物語を解体する。ダークナイト観たくなってきたな。「恋愛は人を救わず、ヒーローを目指したところで人は救われず、共産主義も資本主義も宗教も戦争もすべてが実は物語という名の虚構にすぎないとわかってしまったポスト・オタク時代に作られたこのダークナイトは、世界の電波男以後の新しい物語の記念すべき第一歩を踏み出したコンテンツなのである」と締めくくっております。

「Dies irae]「Garden」「魔法少女アイ参」ごらんの有様だよなゲームのウラ事情も興味深い。エロゲープロデューサーと元エロゲー雑誌編集者に、その内情を語ってもらう。それぞれ理由があるようでスタッフが失踪やらシナリオのデータがどこかにいってしまったのやら、チームごと逃げるとかいろいろと状況の説明など。

Baby Princess応援企画。ブログで毎日更新しているなぁと思ったら、いろいろなドラマがあるようで。19人の姉妹なんて名前が覚えられんわ!と思ったらこつがあるようです。名簿や性格リストも記載。べびプリダイジェスト日記。異性との恋愛ではなく家族愛かぁ。いろいろな筆者が別の視点で語っておられますよ。

ニコニコ動画で有名なティッシュ姫の有明デート。グラビアですな。マスクしている写真がいっぱい。綺麗だけど性別はホントなんなんだろー 性別:姫かw

こちらもニコニコで話題になったはちゅねミク小型化戦争。電子工作からソフトウェア開発までさまざまな科学技術を駆使された動画。そのなかでも回路設計が本職のエンジニアの超電磁P、半導体部品の設計技師という撮影できますP、アニメーターやラノベ「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」の挿絵を担当した鼻そうめんPの楽曲をニコニコで紹介していることを、それぞれちょこっとだけ掲載。どれも2pずつで物足りない。

アニメ会の現代文化放送局。オタクのすべらない話。すべってばっかりいた印象が(ぉぃ いや面白かったですよ。宮崎駿監督、押井守監督のご乱心の妄想イラストはどっから夢想できるのか頭かち割りたいわーw 懲りない萌え話は実際のアニメや漫画にアニメ会のメンバーが交わる妄想話。前回よりパワーダウンしていたような。

抱き枕が熱い!とめいうって京都にあるA&Jという有名らしい会社を訪問レポート。高品質な抱き枕を作っているところだそうで。いろいろためになる苦労話を。印刷するのが大変そう。技術がいるんですな。中国では品質がたもてないため国内産だけとのこと。

ハイクオリティーエロアニメはこうして作る。アダルトアニメにはあんまり良い印象がないのですが、いろいろな事情を語っています。少数精鋭で高品質なアニメを作っているところもあるようで。年間監督本数10本超とか職人すぎる。ダウンロード販売や違法ダウンロードのこと、児童ポルノ禁止法案など語っておられます。

「行こうエロ漫画の世界!」ガイドラインと銘打って、かなりのページをさいています。はじめてのエロマンガ うさくんの漫画の絵がかわいい。エロマンガ雑誌のそれぞれの特徴を紹介。各ジャンル「巨乳モノ」「エロ重視」「ロリもの」「甘々ラブ」などなどに分けて4つずつエロマンガを紹介。

アニメ会プレゼンツ(原作)、いろいろな同人、商業漫画家に描いてもらった「オタク彼女が欲しい!」が最後にしめる 「フィギュア撮影がうますぎる彼女」「俺の恥ずかしい妄想を漫画にしてくれる彼女」「一人ドキドキしながらエロゲーをプレイする彼女」「すぐに足がしびれるくせに好きなアニメを正座して見る彼女」これはイラスト1枚で残念。その後の漫画は2p〜4p 高橋てつや、Yu-ji、森ゆきなつ、高橋むぎ。

関連サイト:
公式サイトの紹介はシンプルですな。人手が足りないのだろうか。もったいない。
三才ブックス現代視覚文化研究 vol.3

現代視覚文化研究の紹介文 03月16日:かーずSP
「現代視覚文化研究3」に「はじめてのエロマンガガイドライン」を書かせていただきました。 - たまごまごごはん
身辺雑感/脳をとろ火で煮詰める日記: 「現代視覚文化研究3」に執筆参加しました
『現代視覚文化研究 3』に寄稿しました - ビジネスから1000000光年
これぞデカルチャー!!現代視覚文化研究vol.3 3月17日発売!! » はつゆきエンタテインメント

Amazon:現代視覚文化研究 3(三才ムックvol.235)
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