ローヤルゼリーは血圧改善に効果的?

ローヤルゼリー と血圧

ローヤルゼリーは栄養豊富で多くの健康効果が期待できますが、その中のひとつに血圧の改善があります。高い場合はもちろん、低くても問題がある血圧の異常は早めの対策が必要です。
ローヤルゼリーには血圧に対してどのような作用があるのか、この記事で見ていきましょう。

血圧とは

血圧とは血管にかかる圧力で、心臓から流れる血液が血管を押す力のことです。心臓から送り出された血液は全身へ酸素や栄養を運びますが、その際に心臓が収縮して血液を送ることで血圧が高くなります。
栄養を運び終えて老廃物などを回収した血液が戻るときには、心臓は拡張して血液の流れが緩やかになり、血圧は低くなります。収縮と拡張を繰り返しているため、血圧は一定ではなく変化しているもの。
血管の弾力性も血圧に影響します。腎臓の働きや自律神経などにも血圧は調節され、食塩の摂取量も影響してきます。精神的、身体的活動でも変化し、1日の寒暖差や季節によっても変わりやすくなります。

高血圧

高血圧の診断基準は、上が135mmHg以上、下は85mmHg以上とされています。日本人の3分の1は高血圧と言われるほど、多くの人が抱えている症状です。
自覚症状がほとんどないため、気づかないうちに重大な病気に進行する可能性があるもの。日頃から数値を測るなど、健康管理が必要になります。高血圧の多くは明らかな原因が特定されていませんが、その大部分は肥満やストレス、塩分の摂り過ぎなど生活習慣と関わるもので、一部には遺伝子が関係している場合もあります。

低血圧

低血圧は、血圧が正常値よりも低い状態が続く症状です。疲れやすい、めまいがするなど多くの症状が出やすくなります。高血圧には明確な診断基準があるのに対して、低血圧ははっきりした基準がありません。そのため、病気としてはあまり重視されず、しっかり治療するという体制が整っていないのが実情です。
しかし、辛い症状があるのは事実であり、悩んでいる人は多くいます。最高血圧が100mmHg以下の場合は生活に支障をきたすこともあり、対策を講じる必要があります。

原因のひとつが自律神経の乱れ

血圧に異常がある原因のひとつに、自律神経の乱れがあげられます。自律神経の交感神経は血管を収縮させて血圧を上げ、副交感神経は血管を広げて血圧を下げるという働きがあり、このふたつがバランス良く繰り返されることで、健康な状態が保たれています。
しかしいったん自律神経のバランスが崩れてしまうと、血圧に異常が起こりやすくなってしまうのです。

ローヤルゼリーの血圧改善の効果

ローヤルゼリーにはアミノ酸やビタミン・ミネラルなど40種類以上の栄養素や、ローヤルゼリー だけに含まれる特有成分のデセン酸が含まれています。この中には血圧の改善に働く成分がいくつかあります。

コリン

ローヤルゼリーには、コリンという栄養素が含まれています。コリンは「アセチルコリン」と呼ばれる物質になり、働きます。アセチルコリンは神経の伝達に働き、記憶や認知に重要な役割を果たしています。
アセチルコリンは自律神経を司る間脳に作用し、自律神経を整える効果が期待できるのです。これにより、自律神経の乱れによる血圧の異常が和らぐ可能性があるでしょう。

ビタミンB群

ビタミンB群には、自律神経に作用して正常に導く作用があります。ビタミンB1は脳のエネルギーになる糖質の代謝を促進し、脳や神経の働きを正常に保つ働きがあります。
ビタミンB6は神経の高まりを抑える物質・GABAの生成に関わるもの。ストレスを解消して、自律神経を整えます。
パントテン酸(ビタミンB5)やビタミンB12は神経の伝達に関わる物質の合成を促す働きがあり、自律神経を正常に保つために必要な栄養素です。
ローヤルゼリーにはこれらビタミンB群がバランス良く含まれているので、自律神経を整えて血圧を正常にする効果が期待できるでしょう。

まとめ

ローヤルゼリーの血圧改善効果について、説明しました。血圧が高めな人を対象にした実験では、ローヤルゼリーを12週間摂取した結果、血圧の低下が確認されています。
血圧の異常は、原因となる生活習慣の見直しも大切。その上で、ローヤルゼリーを試してみるのもおすすめです。

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